便潜血検査で陽性と判断された場合
健康診断や人間ドックの一環として行われることの多い便潜血(べんせんけつ)検査。便の中に血液が混じっていないかを確認する検査です。
便潜血検査でわかること
便潜血検査は大腸がんの発見に役立つ検査であり、毎年受けることで大腸がんによる死亡が60%減ることが科学的に明らかになっています。
こうしたことから、便潜血検査は国の指針に基づいて実施される大腸がん検診の検査法となっており、40歳以上の人は毎年1回、定期的に受診することが推奨されています。
便潜血陽性の場合、大腸カメラを行う理由
便潜血陽性と判定された方に大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を行うと、約 40%の方は異常が見つかりませんが、約50%の方にポリープ、約6%の方に早期癌、約4%の方に進行癌が見つかったと報告されています。
つまり、便潜血陽性と判定された方の約60%に治療すべき病気が見つかることになります。