~検査を受ける前に知っておいていただきたいこと~
冬になると、インフルエンザや風邪と同じように流行する病気のひとつがウイルス性胃腸炎です。
その中でも特に感染力が強く、学校・施設・飲食店などで集団感染や食中毒の原因となることで知られているのがノロウイルス感染症です。
嘔吐や下痢が突然出現し、「ノロウイルスかどうか調べてほしい」というご相談を多くいただきます。
今回は、当院で実施しているノロウイルス抗原検査について、特に重要な注意点をご説明いたします。
ノロウイルス抗原検査とは
ノロウイルス抗原検査は、便中にノロウイルスが存在するかを調べる迅速検査です。
- 便を少量採取して検査
- 約10〜15分で結果判明
- 当日中に結果説明が可能
ただし、この検査には制度上の大きな制限があります。
【重要】保険適応が厳しく制限されています
ノロウイルス抗原検査は、誰でも保険診療で受けられる検査ではありません。
健康保険が適応となるのは、以下の患者さまに限定されています。
保険適応となる方
- 3歳未満の患者さま
- 65歳以上の患者さま
- 悪性腫瘍(がん)の診断が確定している方
- 臓器移植後の方
- 抗がん剤治療中、免疫抑制剤使用中など免疫力が低下している方
上記以外の方は「自費診療」となります
上記条件に該当しない場合、
ノロウイルス検査を含めたすべての診療・処方が 自費診療 となります。
検査を受けるべきか迷った場合
ノロウイルス感染症は
- 特効薬がない
- 多くは自然軽快する
という特徴があり、検査を行わなくても診断可能な場合が多い感染症です。
当院では、
- 重症化リスク
- 周囲への感染対策の必要性
- 職場・施設提出書類の有無
などを踏まえ、検査の必要性をご説明しております。
最後に
ノロウイルスは非常に感染力が強く、適切な対応が重要です。
特に
- 嘔吐・下痢症状がある場合
- 家庭内や施設で感染者がいる場合
には、早めの受診と感染対策をおすすめします。
検査の適応や費用についてご不明な点があれば、
お気軽にスタッフまでご相談ください。


